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ネットワークトラブルの対処の方法

「ネットワークに接続したいのだがうまくつながらない」ということがあります。 サブネット内におけるトラブルへの対応は 分野担当者 が行うことになっています。 問題はいろいろな原因で生じますので、 実際には以下のようにすっきり分けられるものではありませんが、 いろいろチェックしてみる場合のヒントになれば幸いです。

大まかな問題個所の限定

そのマシンだけの問題なのか?
同じハブに接続されている他のマシンがうまくネットワークに接続されている場合は、 そのマシン固有の問題である可能性があります。
同じハブに接続しているすべてのマシンが接続できないのか?
ハブそのものに問題がある場合や、上流のケーブルやポートに原因がある場合などがあります。
同じフロアすべてのマシンが接続できないのか?
フロアスイッチに原因があるかも知れません。 ネットワーク管理室まで連絡してください。
大気海洋棟すべてに問題が出ているのか?
コアスイッチかDNSサーバかさらに上流に問題があると思われます。 事前に停止の連絡があったかもしれません。 ネットワーク管理室まで連絡してください。(対応中の場合はお待ちください)

マシン固有の問題の場合

ハードウェアとソフトウェア両面の問題があり、 身近な障害ですが原因を突き止めるのに手間がかかる場合があります。 「思い込み」にも注意しましょう。

ハブやイーサネットのランプを確認

多くの場合、8ポートや16ポートからなる「ハブ」と呼ばれる分岐装置にイーサネットケーブルをつなぎ、 ケーブルのもう一方の端をコンピュータに接続します。 コンピュータを接続して電源を入れると、 正常ならばハブ側の差し込んだポートのランプが点灯しますので、 ランプが点灯するかどうかを見てください。 点灯しない場合は以下のような原因が考えられます。

コンピュータがハブにつながっていない
そもそもコンピュータが、ハブに接続されていなかったりしませんか。 ネットワークの接続が変わって新しいハブにつけ変える必要が生じたときなどに起こりがちです。
ハブのポートが一部壊れている
ポートを変えて接続してみてください。 もし点灯したら、点かなかったポートは壊れている可能性があります。
配給されたケーブルに正しくハブを接続していない
配給されているケーブルではなく、 使われていないケーブルにハブがつながっていたりしませんか。

PING によるチェック

ping というコマンドがあります。 これはコンピュータがネットワークに正常に接続したかどうかを調べるツールです。 ネットワークに接続された別のコンピュータにむけてテスト信号を送って 返事があるかどうかで接続のチェックをします。 正常ならばどのくらいの速さで返事が返ってきたかを表示します。 帰ってこない場合は相手か自分に問題があります。 自分の接続が間違っているかどうか、 複数のマシンに対して ping をかけてみましょう。

TCP/IP 関係の設定値が正しくない
これらはネットワーク用ソフトウェア固有の方法で設定します。 それぞれのマニュアルを読んで設定してください。
IPアドレスがサブネット内でぶつかっている
IPアドレスは必ず各分野担当者の了解を得て決めてください。 IPアドレスが他のマシンとぶつかると、互いにネットワークへの接続に支障をきたします。
ゲートウェイアドレスやネットマスクが間違っている
各サブネットでの設定値 を確認してください。
DNSサーバが間違っている

同じハブに接続しているすべてのマシンが接続できない場合

よほど変なことをするマシンがない限り、ほぼハードウェアの障害です。

ハブのランプを確認

ハブに電源が来ていない
ハブの電源ケーブルを接続します。 各サブネットに配給されているケーブルをつなぐとそこが点灯します。 それでも点灯しないときは各分野担当者に問い合わせてください。ブレーカーが落ちているかもしれません。
ハブが壊れている
ハブを交換してみましょう。
配給されたケーブルに正しくハブを接続していない
ハブに沢山のケーブルを繋いでいる場合、全てのケーブルの先がコンピュータに 向っているかを確認してください。 ハブから出て、そのまま同じハブに繋がっているケーブルはありませんか。 このようにケーブルを繋いだ場合、ネットワークに接続できないばかりか、 そこに接続されている機器に重大な障害を与えることがあります。 ご注意ください。